本書は、20世紀に始まった住宅を巡る革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考。それぞれの観点において、中心となる世界の傑作14の住宅と、レファランスとした複数のものが相互に関係し合いながら、この時代に建築家たちが人びとの暮らしにいかに向かい合い、どのような実験を試みたかを浮かび上がらせる。そしてこの多様な20世紀の住まいの実験を、豊富な写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどを通じて多角的に紹介します。