1920年代以降、ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエといった多くの建築家が、機能的で快適な新しい住まいを探求しました。
その実験的なヴィジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人々の暮らしを大きく変えていきました。本展覧会では、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点に着目します。そして、傑作と称される約14邸を中心とした世界各地の住宅を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィック、映像などを通じて多角的に検証します。本展覧会でご紹介する住宅建築のモダニティは、今も息づいています。本展覧会は、私たちの暮らしと住まいを見つめ直す機会にもなるでしょう。
本展覧会では、特に力を入れてご紹介する傑作14邸を中心に、20世紀の建築家たちの挑戦を以下の7つの観点に着目してご紹介します。
清潔さという文化
creating a culture of cleanliness
機能の発見
discovering physical functions
内と外をつなぐ
framing indoor / outdoor living
現代のかまど
modernizing the hearth
心地よさの創造
creating comfortable living
新しい住まいと暮らしのイメージ
visualizing the dwelling
住まいと自然
living in nature